シタールの曲を、トワングするギターの身体へ。
The Montesasが「Mathar」を自分たちのロックンロールへ迎えた「Rokhar (Mathar)」。Volker Kriegelの作品が、2000年代のドイツのバンドによって別の輪郭を得る。古い曲を古いまま再現するのでなく、自分たちがステージで動かせる長さと音色へ移す、カヴァーの現役感がある。
- 発売年
- 2006年
- 国・活動圏
- ドイツ
- 参照盤の発売国
- ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ガレージ・ロック / サーフ / インストゥルメンタル
- 参照したレコード
- Rockers… Shakers! — El Toro / ETCD-4070 / CD
- 制作・録音年
- 未確認
2005年表記の流通資料あり。一次に近い同時代カタログで確認できた2006年を採用、2005年原盤は追加照合。正式題Rokhar (Mathar)推奨。
作者側の資料に残るRokhar
Kriegelのディスコグラフィーは、この演奏を約二分半の「Rokhar (Mathar)」として記録し、Marcel BontempiやTerry Infernoらの名を挙げる。Matharの名は、Dave Pike Setの演奏や後年のリミックスを通じても知られる。一つの曲がジャズ、DJの再編集、ガレージのバンドへ渡る時、作者の署名は、その音の旅を追うための目印になる。 [1]
CDとヴァイナル、二つの仲間
2006年の同時代カタログは『Rockers… Shakers!』をEl Toro盤として紹介し、サーフ、トワング、ビート、ソウルを混ぜる作品と評した。Bontempiのインタビュー再掲では、CDはBarcelonaのEl Toro、アナログはCologneのSoundflatと、二つのレーベルの仕事を語る。様々な土地の過去を参照するバンドを、同時代の独立レーベル同士が支えていた。 [2] [3]
曲名の変化を、耳で確かめる
まず強く記憶に残るメロディーを一つつかみ、ギターの音がその形をどう描くかを聴いてみたい。原曲の異国的なイメージを先に求めず、反復やアクセントの働きへ目を向ける。次に別のMatharへ戻ると、曲として残った骨格と、奏者が新しく与えた身体を分けて楽しめる。綴りが少し変わるように、音も少しずつ別のバンドのものになっていく。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Volker Kriegel — Matharディスコグラフィー ↗
Montesas版の正式題名、演奏者、2006年記載。品番4079は他資料4070と差。
- Bear Family — 2006年第4期カタログ ↗
同時代2006年El Toro ET4070盤と曲目。
- Primavera Sound forum — Bontempiインタビュー再掲 ↗
本人によるCDのEl ToroとアナログSoundflatの分担。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。