島の音楽を、最後の一曲でもう一度解放する。
Gordon Hendersonを知る入口がExile Oneなら、「Frenzy」は、その入口の先にある別室だ。U Conventionと制作したアルバムの終曲。カリブ音楽を一つの決まった型に閉じ込めない姿勢が、作品全体の曲名にも表れている。
- 発売年
- 1980年
- 国・活動圏
- ドミニカ国
- 参照盤の発売国
- ドミニカ国
- ジャンルの手がかり
- Caribbean Funk / Cadence-Lypso
- 参照したレコード
- Gordon Henderson & U Convention / Apia
- 制作・録音年
- 未確認
ドミニカ共和国ではなくドミニカ国。公式1980を採用。1981表記盤あり。
クレオール音楽の越境者
Hendersonはドミニカ国出身のグループExile Oneの中心人物。グアドループを拠点とした一行は1975年にパリへ移り、Barclayと契約した。公式史は、彼らのCadence-Lypsoをズークなどへ先行する音楽と位置づける。この曲を単なる南国風ディスコとして片づけず、島々とフランスを結ぶ実際の活動の延長で捉えたい。 [2]
U Conventionという別の看板
公式ディスコグラフィーは『Gordon Henderson & U Convention』を1980年作品と記し、全九曲の最後に「Frenzy」を置いている。「Island Boogie」「Samba Créole」、そして「The Highest Bidder」まで、題名の視野も広い。Exile Oneの名義でないこと自体が、歌い手を一つのバンド像から離して聴く手がかりになる。 [1]
終曲からアルバムを逆にたどる
国内の紹介でも、この作品はApia盤のカリビアン・グルーヴとして取り上げられている。まず「Frenzy」を聴き、次に同じ作品の「Samba Créole」へ戻ってみよう。リズムの違いだけでなく、英語とクレオール文化が隣り合うアルバムの幅が見えてくる。MIXの一曲を気に入った瞬間から、未知の島の音楽史へ進める、そんな入口にしたい。 [1] [3]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Exile One公式ディスコグラフィー ↗
U Convention作品を1980年、Frenzyを第九曲と記載
- Exile One公式略歴 ↗
ドミニカ国、グアドループ、1975年パリ移転
- dessinée紹介 ↗
Apia盤の紹介
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。