問いを裏返すと、ファンクが歌い出す。
Speedometerの「Am I Your Woman?」は、The Chi-Litesの「Are You My Woman (Tell Me So)」を、女性の声による問いへ組み替えたカバー。「Speed Meter」ではなく「Speedometer」。少しの表記の違いが、英国のファンク・バンドへつながる。
- 発売年
- 2007年
- 国・活動圏
- イギリス
- 参照盤の発売国
- イギリス
- ジャンルの手がかり
- ディープ・ファンク / ソウル
- 参照したレコード
- Same Old Thing / Am I Your Woman — Freestyle
- 制作・録音年
- 未確認
Speed MeterをSpeedometerへ。2007年スタジオ版と2009年ライブ版が存在し、MIX使用版の最終照合は別途。
歌の主語を、もう一度選ぶ
国内発売元P-Vineは、本曲でRia Currieをヴォーカルに迎えたことと、元曲がThe Chi-Litesであることを明記する。よく知るフレーズが聞こえても、同じ歌詞を同じ立場で繰り返すとは限らない。タイトルの問いが反転することで、カバーの声は原曲とは別の位置を得る。サンプリングで知られる旋律を、生のバンドが演奏し直すという入口もある。 [1]
大阪の夜が、アルバムの名になる
本曲を収める「Four Flights Up」の題名は、2005年の日本ツアー最終日に大阪のビル四階のクラブで踊った記憶にちなむとP-Vineは説明する。本人のBandcampには、アルバムに先立つ「Same Old Thing」の曲として2007年5月、本体には同年6月の発売日が記録される。海外のバンドのレコードにも、日本での夜が具体的な制作の記憶として残っている。 [1] [2]
元ネタという言葉から、一曲へ戻す
まず声の問いかけを追い、そのあとホーンとリズムがどこで応えるかを探してみよう。聞き覚えのある断片を見つけて終わるより、その先で一曲がどう進むかを聴くと、バンドが再演する意味へ近づける。2009年のライブ盤にも同曲はあるが、ここでは2007年のスタジオ版を基点にする。後年の七インチ再発も含め、同じ曲が別の場へ届く過程まで楽しめる。 [3]
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- P-Vine — Am I Your Woman ↗
国内レーベルによる原曲、Ria Currie、アルバム題名の大阪由来。
- Speedometer — Official Bandcamp ↗
2007年5月Same Old Thing収録の公式発売表示。
- Freestyle Records — Soul Groovin ↗
レーベル公式の2009年ライブ版情報。埋め込み先の変更はしない。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。