十八世紀の看板で、二十世紀のヒットへ。
18th Century Conceptsという名前と、「In the 20th Century Bag」というアルバム名。その時代のずらし方だけでも、企画の遊び心が見える。「Can’t Hurry Love」は、1967年のこの盤が取り上げたポップスの一曲だ。
- 発売年
- 1967年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- バロック・ポップ / インストゥルメンタル
- 参照したレコード
- In the 20th Century Bag — Sidewalk / ST-5900
- 制作・録音年
- 未確認
同じ歌が、別の売り場へ届く
配信元のクレジットで作者を確認すると、Eddie Holland、Brian Holland、Lamont Dozierの三人が並ぶ。「You Can’t Hurry Love」として知られる作品を、原盤では短い「Can’t Hurry Love」の表記で収録したものだ。題名の省略を別作品だと考えず、作者と収録盤をつなぐ。歌の知名度を借りながら、演奏の様式を変えて届けるレコードの発想に触れられる。 [1] [2]
Sidewalkの第一番を開く
レーベル研究資料は本作をSidewalkのアルバム番号ST/T5900として挙げ、1967年の発売とする。曲目には「Eleanor Rigby」「A Lover’s Concerto」「If I Were a Carpenter」だけでなく、同じ作者チームの「Reach Out, I’ll Be There」もある。Mike Curbの公式資料にも、この名義による「If I Were a Carpenter / Can’t Hurry Love」のシングルが記録されている。 [2] [3]
曲の輪郭は、何に残るのか
元の歌を知っている人は、歌詞を頭で補わずに聴いてみよう。次に一緒に旋律を口ずさむと、同じ演奏の別の部分が近くなるかもしれない。「十八世紀」という名前を歴史の説明と受け取るより、現代のヒット曲を着替えさせる仕掛けとして楽しみたい。同盤の別のカバーにも進めば、アレンジが変わっても曲を覚えていられる理由を、自分の耳で探せる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- TuneCore Japan — Oldays Groovy Donuts ↗
配信元が作者三名と名義を掲載。
- Both Sides Now — Sidewalk Discography ↗
1967年ST5900と収録曲。
- Mike Curb — Sidewalk History ↗
レーベル関係者の公式ディスコグラフィーにシングル記録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。