TOTOの合言葉を、自分の声の辞書に載せる。
David Paichが書いたTOTOの「Georgy Porgy」を、Eric van Aroが『From the Heart』で取り上げる。公式略歴では2001年の作品。ロックの歌を歌う時にも、ジャズ歌手としての肩書きをいったんほどく。その自由さが、幅広い選曲を一枚のアルバムに収める理由になっている。
- 発売年
- 2001年
- 国・活動圏
- ヨーロッパ(スイス / イタリア圏)
- 参照盤の発売国
- イタリア
- ジャンルの手がかり
- ジャズ・ヴォーカル / ポップ・カヴァー
- 参照したレコード
- From the Heart — Eraki / CD
- 制作・録音年
- 未確認
公式略歴および2012年本人側広報は2001年、流通盤資料は2002年。早い公式記録を採用。国籍は単一国に断定せず文化・活動圏を示す。
境界を越える耳は、育ちから
本人の公式サイトは、イタリア語圏のスイスとロンドンで育ったこと、母がCaterina Valente、父がErik van Aroであることを紹介する。異なる土地や芸能の背景が重なる中で、Manhattan Transferのジャンルを横断する選曲が自身の参照点になったという。血筋を売り文句にするより、どんな歌を隣同士に置くかという耳の習慣として考えたい。 [1]
歌手がレーベルを持つということ
van Aroは1998年にEraki Entertainmentを設立した。『From the Heart』の曲目にはRupert Holmes、Joni Mitchell、Tom Waitsらの作品も並び、本曲の作者David Paichは自身の公式ディスコグラフィーにこの盤を記載する。歌う人が制作と選曲にも関与する時、アルバムは単なる名曲集から、影響関係を編集する私的な地図へ変わる。 [1] [2] [3]
馴染みの節回しから離れてみる
TOTO版を知っているなら、サビの印象を先回りさせず、一文の始まりと終わりを丁寧に追ってみよう。バンドの曲として覚えたメロディーが、一人の歌手に預けられると、どの言葉が主役になるのか。さらに同じ盤の別の作者の曲へ進み、異なる旋律に共通する声の扱いを探す。選曲の広さを散漫さにしない、歌い手という一本の軸が見えてくるはずだ。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Eric van Aro公式 — Biography ↗
2001年作品、Eraki設立、家族・育ち、Manhattan Transferの影響。
- AllMusic — From the Heart ↗
David Paich作、曲目、本人制作・編曲クレジット。2002年版。
- David Paich公式 — Discography ↗
From the Heartへの作者参加を確認。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。