自分の歌で開く、自分だけの小さなジャズ盤。
Charla Bevanの「Sometime Lover」は、1986年の自主盤『Shady Waif』のB面冒頭に置かれた自作曲。大きなレーベルの看板も、誰もが知るスタンダードの題名も必要とせず、自分のメロディーで聴き手を迎える。CD03の入口に選ばれたことも、その一曲で立てる力を想像させる。
- 発売年
- 1986年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- ジャズ・ヴォーカル / ラテン・ジャズ
- 参照したレコード
- Shady Waif — Crying Swallow Music / CSM-1111 / LP
- 制作・録音年
- 未確認
作曲者C. Bevanという手がかり
盤資料は「Sometime Lover」の作者をC. Bevanと記録する。歌手が既存曲を解釈するだけでなく、書き手としても作品を作る一枚だ。B面ではこの曲に続いて「Over the Rainbow」が現れる。自分の曲と、広く共有される旋律が一枚の中で隣り合う。その並びを見れば、自主制作のジャズ盤にも歌い手の好みを編集する意志があるとわかる。 [1] [2]
小さな会社に残された見開きの一枚
レーベルはCrying Swallow Music。販売資料は1986年の米国盤として、見開きジャケットとRichie Coleのアルバム参加を紹介する。Coleが本曲で演奏するかは区別しつつ、作品全体へ経験ある演奏家を迎えたことは覚えておきたい。自主盤という言葉は、音楽家が一人で全部を済ませたことを意味しない。小規模でも、人が集まって盤を作る。 [2] [3]
片面の一曲目という場所
まずこの曲だけを聴き、次はB面の流れを思い描きながら聴いてみよう。冒頭には、耳を新しくこちらへ向けさせる役割がある。歌い出しを待たせる長さ、最初の一文の置き方、演奏へ返す間。そのどこで興味が続くかを探すと、知らない歌が自分のレパートリーになる過程が感じられる。作者の知名度より、一曲と出会う瞬間そのものを楽しみたい。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Discogs — Shady Waif原盤 ↗
C. Bevan作、曲順。
- dessinee — Shady Waif ↗
1986年米国自主盤、見開き、Richie Cole参加。所在地の推測は採用せず。
- LPCD — Charla Bevan ↗
CSM1111、1986年米国盤を別店舗で照合。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。