Cole Porterの歌が、ニューヨークのサルサの席に着く。
Ray Ramosの「I’ve Got You Under My Skin」は、1987年の「Yo soy el son」に入る。スタンダードの歌詞と、サルサの楽団。違う棚に置かれがちな二つが、一枚のレコードの中では自然に隣り合う。曲を知っているほど、編曲を選ぶ耳も働き始める。
- 発売年
- 1987年
- 国・活動圏
- アメリカ
- 参照盤の発売国
- アメリカ
- ジャンルの手がかり
- サルサ / スタンダード
- 参照したレコード
- Yo soy el son — Ray Ramos y La Sonora / Palm / PALM 8606
- 制作・録音年
- 未確認
原盤の完全曲名へ補足推奨。1987年盤と2014年配信名義を混ぜない。
三分のPorterが、アルバムのB面へ
Palm PALM 8606のB面三曲目で、作者はCole Porter。歌手兼リーダーRay RamosがLa Sonoraを率い、自作曲も並ぶアルバムにこの歌を置いた。「Under My Skin」と省略されることもあるが、原盤の曲名は「I’ve Got You Under My Skin」。歌手の個性を自作だけで測らず、何を選んで歌ったかからも見たい。 [1] [2]
主役の声を、別の声と楽器が囲む
アルバムの制作はRamosとIsidro Infante、音楽監督とピアノはGilbert López。コーラスにはAdalberto SantiagoとRay de la Paz、トランペット陣にはRay Vegaらが記録される。名歌を一人で歌い切るだけでなく、その周囲の返答や響きまで設計された作品として読める。ただしアルバム参加者全員の本曲の担当を、資料以上に決めつけない。 [2]
知っている旋律を、道しるべにする
聴くときは、覚えている旋律を追う一周と、伴奏だけを追う一周を分けてみよう。声が同じ音へ帰ってきても、その下で何が動いていたかを意識すると、カバーは別の曲のように広がる。Louie RamírezとRay de la Pazの「Solo tú y yo」へつなぐなら、共通する人名と編曲の発想の両方から選曲を組める。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Dessinee — Yo soy el son ↗
1987年米国Palm盤とB3。
- Latina Stereo — Isidro Infante discography ↗
本作の曲別作者とアルバム制作・参加者。
- Discogs — PALM8606 ↗
原盤写真、ColePorter作曲と曲順。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。