# The Victory

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正規URL: https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/tracks/krs-one-marley-marl-the-victory.html

著者: [DJ Naoyaman](https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/editor.html)

記事更新日: 2026-10-22T16:26:02+09:00（記事データのGit改訂記録）
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KRS-One & Marley Marl feat. Blaq Poet / 2007 / New York

## 一曲を選ぶはずが、九曲すべて録った。

KRS-Oneは2007年のUnkut取材で、Marleyから九つのトラックを受け取り、一つ選ぶよう言われたのに、全部に録音して返したと話している。その後House of Hitsで作業し、約四日で三、四十曲を録ったという。これは「The Victory」単独の録音日数ではなく、収録アルバム全体の制作回想だ。かつての対立だけでなく、ビートに応える速さにも、この組み合わせを知る手がかりがある。

参考資料：[Unkut — KRS\-One直接インタビュー（2007年6月14日）](<https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/>)

KRS-OneとMarley Marlの2007年作『Hip Hop Lives』。「The Victory」にはBlaq Poetも加わる。かつて別の側に立っていた人々が同じレコードへ名前を並べる。その事実だけでも、この曲にはヒップホップの歴史を読み直す入口がある。

参考資料：[Amoeba — Hip Hop Lives \/ 原盤情報と制作クレジット](<https://www.amoeba.com/hip-hop-lives-cd-krs-one/albums/777872/>)

ただし、発売年になって突然仲直りしたという単純な話にはしない。2007年のUnkutによる直接取材でKRSは、Marleyとは以前から友人だったと語り、過去の対立だけで二人を捉える見方を正そうとしている。共同アルバムは関係の誕生というより、本人たちの実像を音で示す機会でもあった。

参考資料：[Unkut — KRS\-One直接インタビュー（2007年6月14日）](<https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/>)

同じインタビューでKRSは、Marleyから送られた9曲をすべて録音し、その後House of Hitsでアルバム制作を進めたと回想する。一曲を選ぶはずが、九曲全部を返す。二人の共同作業を動かしたのは、過去の物語だけではなく、届いたビートへすぐに応じるMCの意欲だった。

参考資料：[Unkut — KRS\-One直接インタビュー（2007年6月14日）](<https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/>)

「The Victory」ではDJ Premierのスクラッチにも耳を向けたい。Marleyのプロダクション、KRSとBlaq Poetのラップ、Premierのカット。異なる役割が一曲に集まると、かつて別々に語られた名前が、同じ時間を共有し始める。

参考資料：[Amoeba — Hip Hop Lives \/ 原盤情報と制作クレジット](<https://www.amoeba.com/hip-hop-lives-cd-krs-one/albums/777872/>) / [Sagihiphop — Hip Hop Lives \/ 2007年フランス語批評](<https://sagihiphop.com/2007/07/16/krs-one-and-marley-marl-hip-hop-lives/>)

## 制作背景

### 2007年5月22日、Kochから

Amoebaの原盤資料は発売日、レーベル、Blaq Poet参加と約3分48秒の曲目情報を掲載。

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参考資料: [Amoeba — Hip Hop Lives / 原盤情報と制作クレジット](https://www.amoeba.com/hip-hop-lives-cd-krs-one/albums/777872/)
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### 敵から突然友人、ではない

Unkutの2007年直接取材でKRSは、Marleyと以前から親しかったと説明している。対立の年表だけでなく、その後の本人の証言も読む。

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参考資料: [Unkut — KRS-One直接インタビュー（2007年6月14日）](https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/)
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### 制作とスクラッチを分ける

AmoebaはMarley MarlをProducer、DJ PremierをScratchesと記載。2007年のSagihiphop評もThe VictoryでのPremierのスクラッチに言及。

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参考資料: [Amoeba — Hip Hop Lives / 原盤情報と制作クレジット](https://www.amoeba.com/hip-hop-lives-cd-krs-one/albums/777872/) / [Sagihiphop — Hip Hop Lives / 2007年フランス語批評](https://sagihiphop.com/2007/07/16/krs-one-and-marley-marl-hip-hop-lives/)
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## サンプル元



## 出典

- [Amoeba — Hip Hop Lives / 原盤情報と制作クレジット](https://www.amoeba.com/hip-hop-lives-cd-krs-one/albums/777872/)
- [Unkut — KRS-One直接インタビュー（2007年6月14日）](https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/)
- [Sagihiphop — Hip Hop Lives / 2007年フランス語批評](https://sagihiphop.com/2007/07/16/krs-one-and-marley-marl-hip-hop-lives/)
- [Koch / eOne公式配信 — The Victory](https://www.youtube.com/watch?v=65aPyJiWNmw)

## PremierからMarleyへ動いた企画

KRS-Oneの2007年Unkut取材によれば、『Criminal Minded』20周年にあたる企画では、当初DJ Premierをプロデューサーにする案があった。打ち合わせでKoch側からMarley Marlの名が出たことが、共同アルバムへ進む転機になったという。

「The Victory」でPremierがスクラッチを担当していることを、この経緯と並べると面白い。企画の中心が変わっても、別の役割で名前が同じレコードに残る。対立の解消という物語だけでは見えない、人と役割の組み替えがある。

参考資料: [Unkut — KRS\-One直接インタビュー（2007年6月14日）](<https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/>)

## バトルのレコードと、本人たちの生活

KRSは同じ取材で、Marleyと音楽の外でも親しくしていたのに、ステージでは長年「The Bridge Is Over」を歌い続けていたと振り返る。曲が伝える対立の像と、当人同士の関係には時間差があった。

『Hip Hop Lives』を単純な仲直りの記念盤としてだけ聴かないための証言だ。過去の曲はその時代の熱を保存するが、人間関係はその後も変わる。Blaq Poetを迎えた「The Victory」から、その先の時間へ耳を伸ばしてみたい。

参考資料: [Unkut — KRS\-One直接インタビュー（2007年6月14日）](<https://unkut.com/2007/06/krs-one-the-unkut-interview/>)
