# Chi-City

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正規URL: https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/tracks/common-chi-city.html

著者: [DJ Naoyaman](https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/editor.html)

記事公開日: 2026-10-18

記事更新日: 2026-10-22T16:51:20+09:00（記事データのGit改訂記録）

解説確認日: 2026-10-18
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Common / 2005 / Chicago

## Nasへの攻撃ではない、とCommonが答えた

「Chi-City」はCommonの2005年作『Be』に収録された、Kanye Westプロデュースの曲。街の名を表題へ置くとき、ラッパーは住所だけでなく、自分が何を代表したいかも示す。ここではシカゴという場所を出発点にしつつ、Commonがどんなヒップホップを信じるのかという問いまで広がっていく。

参考資料：[YouTube — 公式音源・クレジット](<https://www.youtube.com/watch?v=e9IoEt-TWEg>) / [Apple Music — 収録作品・ジャケット](<https://music.apple.com/us/album/be/1440726298>)

発売前のMVRemixでCommonは、次作に求めたものを生々しいヒップホップとソウルだと説明し、そのためにKanyeとJ Dillaへ向かったと語っている。これは単に旧作へ戻る選択ではない。前作で別の可能性を試した演者が、新しい共同制作者との関係を通じて、自分の言葉を置く場所を選び直す作業だった。

参考資料：[MVRemix — Commonが語る次作の制作意図（2005年4月）](<https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05.shtml>)

その制作意図を踏まえるなら、街の看板は閉じた所属証明ではなく、誰と何を作るかを決める足場として読める。故郷を名乗りながら、影響源や尊敬するMCは街の外にもいる。地方性と広い系譜を同時に持てることが、Commonの位置を考える鍵になる。曲のタイトルだけから排他的な宣言と決めつけずに聴きたい。

参考資料：[MVRemix — Commonが語る次作の制作意図（2005年4月）](<https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05.shtml>)

「Chi-City」の言葉が誰へ向いているかは、当時の取材で具体的に問われていた。2005年8月のMVRemixでNasへの攻撃なのかと尋ねられたCommonは、それを否定し、Nasを最も好きなMCの一人と述べた。問題になった表現はNasの曲名を狙ったものではなく、本来の競技の外側にいる人々を指すという説明だった。街の名を掲げた曲でも、敬意の対象は都市の境界で切れていない。ここでは噂から標的を推測するより、作者が否定した線を残して読むことが大切だ。

参考資料：[MVRemix — 「Chi\-City」の一節への本人回答（2005年8月）](<https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05-2.shtml>)

## 制作背景

### アルバム内の位置

20周年盤の公式曲順ではB面の冒頭に置かれている。

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参考資料: [UMG公式ストア — 『Be』20周年盤の曲順](https://shop.udiscovermusic.com/collections/all-products/products/common-be-20th-anniversary-edition-translucent-yellow-marble-blend-2lp)
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### 制作の組み合わせ

本曲のプロデューサーはKanye West。『Be』全曲が同一プロデューサーではない。

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参考資料: [YouTube — 公式音源・クレジット](https://www.youtube.com/watch?v=e9IoEt-TWEg) / [MVRemix — Commonが語る次作の制作意図（2005年4月）](https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05.shtml)
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## サンプル元



## 出典

- [YouTube — 公式音源・クレジット](https://www.youtube.com/watch?v=e9IoEt-TWEg)
- [Apple Music — 収録作品・ジャケット](https://music.apple.com/us/album/be/1440726298)
- [MVRemix — Commonが語る次作の制作意図（2005年4月）](https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05.shtml)
- [MVRemix — 「Chi-City」の一節への本人回答（2005年8月）](https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05-2.shtml)
- [Jim DeRogatis — CommonとKanye Westの共同制作](https://www.jimdero.com/News2005/CommonKanyeFeatureMay22.htm)
- [UMG公式ストア — 『Be』20周年盤の曲順](https://shop.udiscovermusic.com/collections/all-products/products/common-be-20th-anniversary-edition-translucent-yellow-marble-blend-2lp)

## 「Halftime」はNasへの攻撃なのか

2005年8月の取材でCommonは、「Chi-City」の「Halftime」に触れた一節がNasへの攻撃なのかと問われ、明確に否定した。むしろNasを尊敬するMCとして挙げ、問題にしたのは中途半端に取り組む態度だと説明している。

曲中の単語が別のラッパーの代表曲と重なっても、それだけで対立を作ることはできない。本人の説明を併せることで、固有名詞当てではなく、Commonがどんな姿勢を評価したのかへ読みの焦点を戻せる。

参考資料: [MVRemix — 「Chi\-City」の一節への本人回答（2005年8月）](<https://www.mvremix.com/urban/interviews/common05-2.shtml>)

## プロデューサーに任せきりではない

Jim DeRogatisの同時期の取材でCommonは、Kanyeの作業場に座り、使われる素材へ意見を返していたと話す。また、Kanyeの自信が自分の自信を引き出したとも説明した。完成品を受け取るだけの関係ではない。

このやり取りは、作者欄の一行では見えにくい共同制作を教えてくれる。音を選ぶ判断と、声を出す演者の確信が互いに作用する。街を名乗る曲の背景にも、二人の間で少しずつ作られた信頼があったと考えられる。

参考資料: [Jim DeRogatis — CommonとKanye Westの共同制作](<https://www.jimdero.com/News2005/CommonKanyeFeatureMay22.htm>)
