# Astronomy (8th Light)

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正規URL: https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/tracks/black-star-astronomy-8th-light.html

著者: [DJ Naoyaman](https://djnaoyaman.github.io/cratediggin/editor.html)

記事更新日: 2026-10-22T16:38:41+09:00（記事データのGit改訂記録）
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Black Star feat. Weldon Irvine / 1998 / New York

## Lauryn Hillへ渡したビートが、Black Starの入口に

1998年の『Mos Def & Talib Kweli Are Black Star』で、イントロに続く「Astronomy (8th Light)」。Mos DefとTalib Kweliは、黒人であることをめぐる複数の意味を言葉の往復で探っていく。ユニット名をそのまま自己紹介にするのではなく、その名前が何を含みうるのかを考える曲だ。アルバムの入口に、二人の立ち位置を示す対話が置かれている。

参考資料：[Official Interscope album catalog](<https://interscope.com/products/black-star-mos-def-talib-kweli-are-black-star-lp>) / [Passion of the Weiss — Black Star制作オーラル・ヒストリー（2018）](<https://www.powmag.net/p/b-boys-will-b-boys-an-oral-history-of-black-star>)

その対話を支えたのはMr. Waltの制作と、Weldon Irvineの鍵盤だった。DJ Evil Deeの回想によると、Mosはその場で各自が力を出す、フリースタイルのような進め方を提案したという。プログラミング、生の演奏、DJの手仕事を対立させず、一つの部屋に集める。曲の背後には、異なる方法を持つ人たちが共に音楽を作る具体的な風景がある。

参考資料：[Passion of the Weiss — Black Star制作オーラル・ヒストリー（2018）](<https://www.powmag.net/p/b-boys-will-b-boys-an-oral-history-of-black-star>)

Irvine自身の証言では、本曲はアルバムの最後に録音された曲だった。二人の世界へ聴き手を招く入口が、制作の最後に生まれたことになる。この共演はMosの『Black on Both Sides』へも続いた。かつてのレコードをサンプルとして参照するだけでなく、その作り手と現在の曲を作る。「Astronomy」は、世代をまたぐ関係が新しい仕事へ育っていく接点でもある。

参考資料：[Soul Sides — Oliver WangによるWeldon Irvineインタビュー（2000年収録／2005年公開）](<https://soul-sides.com/2005/05/weldons-way.html>)

Mr. Waltによれば、「Astronomy」のビートは最初からBlack Starのために作ったものではなかった。Lauryn Hillの『The Miseducation』へ向けて作り、エンジニアのCommissioner Gordonに渡したが、返事がないままMosとTalibに聴かせたという。これは2018年の制作史でWalt自身が語った経緯だ。Laurynが録音した版の存在を意味する話ではない。別の相手を想定したビートが、Irvineの演奏も交えた二人の自己紹介の場へ変わる。その行き先の変化も、この曲の制作の一部である。

参考資料：[Passion of the Weiss — Black Star制作オーラル・ヒストリー（2018）](<https://www.powmag.net/p/b-boys-will-b-boys-an-oral-history-of-black-star>)

## 制作背景

### 制作

Universal Music Groupの公式配信では、プロデューサーにMr. Waltがクレジットされている。

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参考資料: [Universal official audio credits](https://www.youtube.com/watch?v=aFUPxtpZiwA)
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### 参加者

配信上の主名義はBlack Star、Weldon Irvine。作詞者欄はTalib KweliとMos Def。

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参考資料: [Universal official audio credits](https://www.youtube.com/watch?v=aFUPxtpZiwA)
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### 発売

1998年Rawkusから発表されたデビュー・アルバムの収録曲。

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参考資料: [Universal official audio credits](https://www.youtube.com/watch?v=aFUPxtpZiwA)
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## サンプル元



## 出典

- [Universal official audio credits](https://www.youtube.com/watch?v=aFUPxtpZiwA)
- [Official Interscope album catalog](https://interscope.com/products/black-star-mos-def-talib-kweli-are-black-star-lp)
- [Passion of the Weiss — Black Star制作オーラル・ヒストリー（2018）](https://www.powmag.net/p/b-boys-will-b-boys-an-oral-history-of-black-star)
- [Soul Sides — Oliver WangによるWeldon Irvineインタビュー（2000年収録／2005年公開）](https://soul-sides.com/2005/05/weldons-way.html)

## Lauryn Hillへ渡したビートが、五人のセッションになる

Mr. Waltは、のちに「Astronomy」になるビートを、当初Lauryn Hillの『The Miseducation』へ向けて作ったと語る。エンジニアのCommissioner Gordonに渡したものの返事がなく、その後MosとKweliに聴かせた。誰かに拒否された作品というより、行き先が定まらない時間を経て、別の相手との仕事になったビートだった。

録音時にはWaltがSP-1200を扱い、Irvineが鍵盤、Evil Deeがライブでスクラッチを担当したと、Evil Deeは説明している。素材にはFab 5 Freddyの「Change the Beat」の音も使ったという。完成したビートをMCへ渡すだけではなく、演奏者とDJがその場で加わることで、最初の想定を越える曲へ育っていった。

参考資料: [Passion of the Weiss — Black Star制作オーラル・ヒストリー（2018）](<https://www.powmag.net/p/b-boys-will-b-boys-an-oral-history-of-black-star>)

## ジャズの先輩が、ラッパーの中に見つけたもの

2000年の取材でIrvineは、Mosとの親近感を、ジャズの好みだけでなく文学や詩への関心から説明している。自身も大学では英文学を学び、音楽家になる以前から詩に親しんでいた。Nina Simoneの音楽監督も務めた彼にとって、若いMCは別世界の客ではなく、言葉と演奏を結びつける仲間として映っていた。

同じ取材では、自作をサンプリングするヒップホップへの好意と、作り手への敬意を示してほしいという思いも語った。過去の音楽を引用することと、先達を実際の共同制作者として迎えることは、どちらも関係を作る方法になりうる。本曲でIrvineが担った鍵盤は、そのつながりを人の名前と演奏の両方で残している。

参考資料: [Soul Sides — Oliver WangによるWeldon Irvineインタビュー（2000年収録／2005年公開）](<https://soul-sides.com/2005/05/weldons-way.html>)
